中古キュービクルについてお伝えします。キュービクルの導入には、高額な費用がかかります。導入コストを抑えるために価格相場を参考にして適正価格を把握したい、という人も多いのではないでしょうか。キュービクルは、新品以外に中古品の選択肢もあります。中古キュービクルのメリットとデメリットや価格相場について、詳しく紹介します。
キュービクルの一般的な値段
キュービクルとは、電力会社から送られる高圧の電気(6,600V)を低圧(100V、200 V)に変圧する高圧受電設備です。受電設備や変圧器などをまとめて金属製のキャビネットに収納しており、契約電力50kW以上の建物に設置が義務付けられています。キュービクルの値段は、本体価格と設置にかかる費用の合計です。キュービクル本体価格の目安
キュービクルの本体価格は、受電容量によって異なります。本体価格の目安は、以下のとおりです。・小規模(50~150kVA):約200~400万円
・中規模(200~500kVA):約400~800万円
・大規模(500~1000kVA以上):約800~2,000万円
容量が大きくなるほど、本体価格も高くなります。
キュービクル設置費用の目安
キュービクルの設置には、基礎工事や配線工事などの費用もかかります。設置費用の目安は、以下のとおりです。・小規模(50~150kVA):約100~200万円
・中規模(200~500kVA):約200~400万円
・大規模(500~1000kVA以上):約400~1,000万円
建物の規模や設置環境などにより、費用は変動します、正確な費用は、業者への見積依頼で確認するとよいでしょう。
中古キュービクルの価格相場
不要になったキュービクルを解体し、要望や仕様に応じて組み直し販売する中古キュービクルもあります。中古キュービクルの価格相場は、以下のとおりです。・小規模(50~150kVA):約50~150万円
・中規模(200~500kVA):約150~300万円
・大規模(500~1000kVA以上):約300~700万円
中古キュービクルは、新品の3~5割程度の価格で購入が可能です。以前の使用年数や使用状況、劣化具合、メンテナンスなどが価格に影響します。使用期間が短いものや大手メーカーのものは、高値で取引されるケースが多いでしょう。
残りの耐用年数が短かったり、部品の劣化が進んでいたり、安く購入できても設置後すぐに修理や部品交換が必要になり新品より高くなるケースも少なくありません。中古品を選ぶ場合は、価格と品質のバランスを見極めることが大切です。
中古キュービクルのメリット・デメリット
中古キュービクルは、初期コストを大幅に削減できるメリットがある一方、耐用年数が短くなるなどのデメリットもあります。中古品のなかには、新品とほぼ変わらない中古品もあります。しかし、部品交換や修理などの追加費用がかかり、新品よりも高くなるケースもあるため注意しましょう。コストや安全性、耐用年数などの重視したいポイントを明確にし、中古品のメリット・デメリットを比較してニーズに合ったものを選ぶことが大切です。
初期コストを大幅に削減できる
中古キュービクルは、新品と比較して3~5割程度安く購入でるため、初期費用を大幅に削減できます。5年以内の短期使用や設備投資の予算が限られている場合などは、中古品を検討してみてもよいでしょう。早期導入が可能
新品の場合は、発注から納品まで約3~6か月程度かかります。一方で、中古品は在庫があれば数週間での導入が可能です。新品と比較すると納期が短いため、急な設備トラブルや災害による故障時にも柔軟に対応できます。資源を有効活用できる
既存のキュービクルを再利用するため、環境負荷を低減できます。資源の有効活用は、環境にやさしい選択のひとつです。耐用年数が短くなる
キュービクルの耐用年数は、15~20年です。中古キュービクルの場合は、以前の使用期間によって、残りの耐用年数が変動します。そのため、使用期間によっては、新品のほうがトータルコストを抑えられる可能性もあります。中古品の場合は、使用する期間を明確にし、残りの耐用年数を必ず確認しましょう。
故障リスクが高い
キュービクルは、使用年数が長くなるほど部品の劣化が進んでいる可能性があるため、故障リスクが高まります。中古品を購入後すぐに部品交換や修理などの追加費用がかかり、新品よりも高くなるケースも少なくありません。また、以前の使用環境も劣化の進み具合に影響を与えます。古い型式の中古品の場合、交換したい部品の製造が中止されて修理が困難になるケースもあります。